分娩時間33時間!出産を振り返る、私の出産レポ【後編】
こんにちは、みかんです。
前回の出産レポの続きをお届けしたいと思います。
前編→
ikuji-happy-hack.hatenablog.jp
【2月1日(出産当日、39w5d)】
0:11
骨盤らへんから、「ガコッ」という音が3回聞こえた。
ついに赤ちゃんが下がって来た!?
0:20
さらに痛みが強くなる。陣痛の間隔は5~6分のまま。
1つの陣痛は1分10秒ほど。陣痛が来ない間は体力がなくぐったり。ウトウトと寝そうになるものの、寝付く頃に痛みで起こされる地獄に。
4:01
いきみたい感じがでてくるが、必死に我慢。
4:19
痛みが我慢できず叫び出す。一人がつらい。
叫ぶとエネルギーを使うことは理解しているものの、我慢なんて無理!!
4:44
痛すぎてナースコール。内診される。
陣痛が来るまで指を入れられたままで、陣痛中の内診がかなり辛い。
子宮口は4cmほどで、陣痛中は5cm。
まだまだ序盤と言われて泣きそうになる。
いつ終わるの!?6時半頃にLDR室に行こうと言われる。
夫を呼びたいと懇願するが、まだダメと言われて絶望。(第三 心ポックリタイム)
6:05
ここまで一人でいきみ逃し。助産師さんが様子を見に来た。
内診してLDR室へ移動の許可がでる。
歩いて行こうと言われて陣痛が来ない間に凄まじいスピードで歩いて移動(笑)
ようやく夫召喚の許可が出て、速攻で電話。
「すぐ来て」と一言伝えて電話を切った。
6:21
子宮口6、7cmまできたけど、赤ちゃんはまだ上の方にいるらしい。
これから3つの山があると助産師さんから説明される。
① 赤ちゃんの心音がしたの方で聞こえる。痛みが腰からお尻に変わる。
② その状態で子宮口全開までいきみ逃しをひたすらする。
③ 全開になってからようやくお産。
見通しがたって、陣痛きてから初めて嬉しかった!!
今日産まれると言われて、夫の出張前に産める安堵からほっとするも、痛みが強すぎて家から車で5分の距離なのに、夫はまだか!?と心の中で罵倒。
6:50
夫がようやく到着。
助産師さんから腰のさすり方の指導をうける。
陣痛がきてない間はしゃべる余裕がある。夫の腰のさすり方がうまかった。
8:12
陣痛が3分間隔に。
かなり痛いものの、食い意地が張っているので、陣痛が来ていない間に朝ごはんを半分食べる。
残りは夫が食べた。
9:13
助産師さんがきて内診。
内診中は夫がLDR室から外に出る。
別に外に出なくていいからすぐ内診して・・と思うも話す元気はない。
ようやく子宮口が8cmに。
2日程まともに寝ていなかったので、陣痛の間に気絶するように寝る。
夫は陣痛が来ていない間に、NSTの機械の仕組みに夢中。
レンジが・・・とかいろいろ言っていたけど、話す元気なし。
「(陣痛が)来る!」と言わなくても腰を押してくれるように。
9:41
陣痛の間隔が遠のくことがあり、体力がなくなっていることが原因とのこと。
促進剤を開始。
10:14
子宮口が全開。
今までの痛みなめてた。痛みが数段パワーアップ。
痛いとかそういうレベルじゃない。
痛みが腰からお尻側に移動。
お股を支えながら、お尻を強く押してもらう。
あとは破水待ちで、子宮口から羊膜がびよーんと出ていると言われる。
陣痛は2分間隔。
いきむように言われるが、ずっと深呼吸でいきみ逃しをしていたため、体力もなく力の入れ方がわからない。
ここまではツイートをして気を紛らわしていたが、ここからスマホも触れないレベルの痛み。
痛みがパワーアップ。(第4 心ポックリタイム)
11時頃
なかなか破水ができない。強靭な羊膜らしい。
え?今までの切迫とかなんだったんだ・・。
陣痛の合間に、助産師さんが内診で手を2本入れて、チョキを動かす感じで羊膜を破ろうとするものの、なかなか破れない。まじで拷問。
4回目くらいの陣痛でようやく破ける。
この頃になると、陣痛が来るたびに「ギャーーーーーーーーー!!!」と叫ぶ。
12時頃
もう絶叫。丸くなっておへその方をみていきむように言われるも無理。
「イヤーーーーーー!!!!」「ぎゃあああああああああーーーー!!」と絶叫中の中、お昼がやってくる。
助産師さんから「旦那さん、食べちゃってください」を断りきれず、夫はお昼を食べる。
正直、お尻を押し続けて欲しかったが、話す元気がなかった。
今までで一番シュールなごはんだったらしい。めっちゃ早く食べていた。
助産師さんから、「陣痛がきたら2回深呼吸をして、その後息を吸った後に丸くなり、おへその方を目を開けながら声を出さずに全力でいきんで。その後もう一度行きを吸っていきもう。」と言われる。
一回説明されただけで、この痛みの中わかるかーー!!!と心の中で思いながらも必死に実践。
ずっと助産師さんの指が入っていて、いきんでいる間に子宮口?膣?をとにかく全力でグリグリ広げられるが、これがかなりの拷問級で辛い。
赤ちゃんがなかなかおりてこないらしい。
みなの出産レポによると、子宮口が全開になったら、分娩室で3回ほどいきんで出て来るんじゃないの!?いつ終わりがくるの!?と半泣き状態。
泣くといきめなくなるので必死に我慢。(第5 心ポックリタイム)
12:40
ようやく分娩室への移動許可。
陣痛の合間に歩いていくと言われて、駆け足で移動。もうさっさと産みたいしか考えていない。
夫は手術服に着替えるらしく、側にいないのが不安。
12:50
分娩室にようやく夫がくる。
その間に助産師さんが一人で出産の準備をしていた。
院長先生とメガネの先生、助産師さんが3人周りにいる。
私がいきむのに合わせて院長先生がお腹を押す。
その手を跳ね返すように力をいれるよう言われる。
体力がないからか、陣痛がある時間が短すぎるのと、陣痛間隔が長い。
陣痛がない間がみな無言でちょっとシュールだな・・と考える余裕があった。
13:05
最後のいきみ!!
赤ちゃんがようやく出て来る瞬間になって、赤ちゃんが大きいことがわかる(笑)
メガネの先生が慌てだして、「麻酔!ハサミ!!」と言って会陰をお尻の穴の方までパチンとカット。
お腹を押している院長先生の手がぷるぷるで、助産師さんたちが「院長先生、もうちょっと頑張ってください!!」と応援していた。
その後「頭出た!いきまず力を抜いて!!」と言われて、赤ちゃん誕生!!
大声で泣いてて、感動にひたる・・・と思いきや、その後すぐに胎盤を出すためにめっちゃ押されて、また違った痛みと格闘。夫は外へ。
その後10分ほどで胎盤が出る。見せてもらったが、思った以上に大きい。
13:40
ようやくお股が縫い終わる。
縫っている間痛みが強く、何回か麻酔を追加された。
「先生!綺麗に縫ってくださいね!!」と何回も念押し(笑)
メガネの先生が縫ってくれたが、その先生だけが病院で整形で行うような縫い方ができる方だったらしい。しかし長かった。
14:00
処置が全て終わり夫と合流。
私は2時間は動かないように言われる。
その間に赤ちゃんもきれいになって、夫は体重・身長の計測を見学。
初抱っこをさせてもらって写真撮ったけど、顔はむくんでいるし、やつれているしでひどい顔だった。
その後夫が抱っこして写真を撮る。
「お父さんたちに生まれたこと伝えたよ。お母さんが夕方ぐらいに来るって」と夫に言われる。
母は「産後は大変だろうから、出産した次の日に行くわね」って言ってたのにな~と思うも、夫と二人で妊娠中のことや出産のこと、赤ちゃんかわいいね、なんて話をしながら幸せタイムを満喫。
15:00
おやつが出て来る。
まだ起き上がる体力もなく、夫にたべさせてもらう。
生クリームやチョコレートソース、フルーツがたっぷりのったワッフルだった。
気を抜くと気絶しそうな疲労だったので、甘いものがおいしく幸せ倍増。
15:15
いろいろ話している中、廊下で母の声が聞こえる。
まさか!?と思って夫に見て来てもらう。
廊下から「まだ分娩室にいるの!?でも私は入れないんでしょ?赤ちゃん、どうかしら」などと母の声。
そして助産師さんと夫とともに、分娩室に母が入ってくる。
いろいろ思うことはあったものの、この瞬間を嫌な思い出にしたくないので必死に我慢・・・・。
母が赤ちゃんを抱っこ。
15:30
初授乳をしてみようと助産師さんに言われて、赤ちゃんがはじめてぱくっと。
今まで全く開通の意思がなかったが、助産師さんにめっちゃ摘まれて、このとき初めてちょっと白いものが出た!
15:40
夫がLDR室にある荷物を入院部屋に運ぶために退室。
その後すぐに母も退室。
16:00
助産師さんが来るまで必死に眠気と格闘。
助産師さんが車椅子をもってきてくれる。
足に力が入らず、車椅子への移動も困難。
自分の足が自分のものじゃないみたい。
ようやく部屋に移動。
お腹、お股、いろんなところが痛いも、疲労によりその後爆睡。
長文出産レポを読んでくださってありがとうございました!
出産の時に感じたことを忘れたくない思いで、詳細に書いてしまいました。
妊娠前からの体重が増加しすぎて産道が狭まったこと、2日間ほぼ寝ていなかったので体力がなかったこと、赤ちゃんが大きかったこと(最後の健診と約300gの誤差がありました)ことなどから分娩時間がながくなったそうです。約33時間でした。
また出産にともないイボンヌ(いぼ痔)も誕生し、顔面内出血になりました(笑)。
いろんなところに力が入ったためだそうです。
正直、なんだかんだ言いながらスルッと産まれてきてくれるんだろうと思っていました。
祖母も母も、陣痛を感じず、病院到着後3時間もかからずに産まれたと聞き、自分もそんな感じなんだろうな~と考えていたのですが、やはり妊娠&出産は一人一人違う!ということを改めて認識しました。
かなりの長文レポでしたが、少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。