病院のマタニティークラスに参加してきました!(前編)栄養管理はどうしたらいいの?
私の通う個人クリニックの産院では、月に1回マタニティークラスが実施されています。
32週以降の方が参加できるクラスになっています。
そこで学んだことを一挙大公開したいと思います!
今回はとても長文になりそうなので,全3回で私の心の声と共にお送りします(笑)
(詳しく書いていたら長文になってしまいました)
※産院によって、また個人の状況によって指導内容や実践することは違ってくるかと思います。あくまでも一つの方法、手法として読んでいただけると嬉しいです。
【前編】(今回の記事です)
【中編】(次回以降の記事です)
◆体調管理(助産師さんから)
・貧血について
・体重管理について
◆お産の流れ(助産師さんから)
・お産が近づいた兆候
・病院に電話をするタイミング
・分娩の進み方と注意すること
【後編】(次回以降の記事です)
◆入院時の持ち物について
・入院中に病院で用意しているもの
・持ってくるとよいもの
◆入院設備案内でチェックしておくこと
栄養指導(森永乳業さんから)
はじめに森永乳業の方から栄養指導について、非妊婦時と比べて娠後期や授乳中にどのような栄養が必要か、主に鉄分・たんぱく質・葉酸を中心に説明がありました。
鉄分
食事摂取基準比較表によると、中期からは非妊婦時より倍以上必要になるらしいです。
非妊婦時には1日に約10.5mg必要ですが、中期以降は1日に約21.5mg必要だそうです。(ここら辺は難しくて私の頭はパンク寸前でした)
なぜこんなに必要かというと、赤ちゃんが必要な分、自分が必要な分に加えて、赤ちゃんが産まれてから6ヶ月間使う分を今蓄えているからだそうです。
(6ヶ月というのは、離乳食で徐々に摂取していく準備ができるまでの期間のようです)
そのために鉄分が多いものをたくさんとってと言われました。
そんなこと言われても、何をどれぐらい食べればいいのー!!と思っておりましたが、その後に教えていただきました。
たんぱく質
たんぱく質とは鉄分の吸収を補うものだそうで、鉄分とタンパク質の多い食品について紹介されました。
豚レバー、鶏レバー、小松菜、ほうれん草、煮干し、いわし、かつお、納豆などがおすすめらしいです。
ちなみに一回の食事の目安量で摂取できる鉄分やたんぱく質は以下のようになっています。
・食品名(鉄分mg / たんぱく質g)
・豚レバー(6.5mg / 10.2g)
・鶏レバー(4.5mg / 9.5g)
・小松菜(2.8mg / 1.5g)
・ほうれん草(2.0mg / 2.2g)
・煮干し(1.8mg / 6.5g)
・いわし(1.5mg / 13.4g)
・かつお(1.3mg / 18.1g)
・納豆(1.3mg / 6.6g)
・豚もも肉(0.5mg / 10.7g)
植物性よりは、肉・魚類の動物性の方が吸収がいいようです。
植物性は色の濃いものや大豆製品などと覚えておけばオッケーと言われました。
いや~、難しいです・・・。
葉酸
妊娠してからサプリなどを通して摂取していた方も多いと思いますが、葉酸は中期以降も意識してほしい栄養素の一つと教わりました。
どうやら鉄分やビタミンの吸収を補う性質があり、赤血球を生産し貧血を予防する働きがあるようです。
しかしこの葉酸は結構曲者で、葉もの系や色の濃い野菜に多いのですが水に流れ出やすいそうです。
ブロッコリーやほうれん草、アスパラなどに多く含まれているそうなのですが、たしかに茹でて食べることが多い食品です。
その茹でた水に葉酸が多く流れでてしまうため、オススメの食べ方は、生のままや蒸し野菜にすること、またスープやシチュー、鍋などにすることだそうです。
しかし熱にも弱いそうで、なかなか難しいですね。
いちごやキウイ、バナナにも多く含まれているそうなので、今日からバナナをたくさん食べたいと思います(笑)
妊娠高血圧症候群
食事による予防が可能で、特に気をつけてほしいこととして「妊娠高血圧症候群」が紹介されました。
妊娠高血圧症候群とは、赤ちゃんが大きくなりすぎりことで腎機能が低下しておこる病気のようで、高血圧やたんぱく尿が主な症状です。
毎回の検診で尿検査を行なっている理由の一つだそうです。
この妊娠高血圧症候群になると、赤ちゃんの発育が難しかったり、流産・早産・難産になりやすかったりすると教わりました。
ではこの妊娠高血圧症候群を予防するためにはどうするのか。
5つのことを意識するよう言われました。
- 過食を避け、摂取エネルギーを制限する
- 塩分を制限する
- たんぱく質を充分にとる
- 野菜を毎食しっかりとる
- 睡眠・休息をとる
この中でも、特に「2. 塩分を制限する」について詳しく紹介されました。
非妊娠時の女性の1日の理想摂取平均は約9g 程だそうですが、妊娠中の1日の目安は約7g だそうです。
グラムで言われてもわからないですよね。
感覚的には、ファミレスなどで食事をして塩分が足りないと感じる人は濃い味が好きな方なので要注意だそうで、ファミレスの食事で塩分が十分と感じたら普通の感覚のようです。
そして日々の食事で少し気をつけるだけでいいそうです。
以下のことが紹介されました。
- みそ汁を具だくさんにして、汁を飲む量を少なくする
- みそ汁は1日1杯まで
- ラーメンには約6g の塩分が入っている。汁はなるべく飲まない
- 下味はつけずに、食べる時に調味料を補う
- しょうゆはだし割を使う
- だしの○○素系は塩分が豊富なため、だしを自分でとる
え、だしは自分でとった方がいいの?
ただでさえ、臨月に料理をするのは大変なのに、夫が一緒にいる時にそんなことを紹介しないでーー!!と心の中で叫んでおりました。
まとめ
今回は森永乳業さんから教えていただいた栄養指導について、鉄分、たんぱく質、葉酸、妊娠高血圧症候群を中心に記事にしました。
正直料理が苦手な私にとっては難しいことばかりで、全部実践しようとすると疲れてしまうので、実践できることを少しずつ取り入れていきたいと感じました。
次回は、助産師さんから教えていただいた「体調管理」と「お産の流れ」についてご紹介できればと思います。
少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。
突然、下腹部に激痛。病院に行ったら卵巣嚢腫茎捻転だった!突然の自宅安静宣告とその後
こんにちは、みかんです。
私は7wの頃に突然の下腹部痛に襲われ、病院に行ったら卵巣膿腫茎捻転と診断されました。
その日から10wまで自宅安静となりました。
その頃を振り返って、症状や安静度合いなどをお伝えできればと思います。
急な下腹部痛で病院へ
7w3dの夜に激しい下腹部痛があり転げまわりました。夜もなかなか寝れないほど・・。(今考えたらおかしな痛みだったので病院に連絡すべきでした)
翌日まだ下腹部痛があったので仕事を休んで病院に行きました。
病院で症状を伝えていざ内診。
先生に「ん、何かおかしいね」と言われます。
「ちょっと待ってて」と言われて内診台の上で足を広げたまま約5分程放置(笑)
何がおかしいのかという不安もありましたが、恥ずかしかったです。
しばらく待つと院長先生がやってきて、
「左の卵巣が大きくなって捻れかかっている。痛かったでしょう。
連携している大きな病院で詳しく見てもらおう。状況によっては手術になります。」
と言われます。
もう頭の中はパニックです。
大きな病院へ転院
お腹の痛みと格闘しながらも、病院が呼んでくれたタクシーに乗りました。
車で40分ほどの距離だったのですが、タクシーの運転手にはかなり無理を言いました。
「あの、お腹痛いので急いで連れてってください!あ、でも振動少ない感じで!あと、何か話してください!!」
運転手さんがひたすら息子さんの話をしてくれました。
あの時の運転手さん、ありがとうございました。
無事大きな病院に到着したら、すぐに車椅子での移動となりました。
しかし、診察室で待っている間に下腹部痛が治ってきました。
内診をしてもらい、以下のことを先生から伝えられました。
・左の卵巣が8cm程ある(本来は親指くらいの大きさ)
・下腹部痛は卵巣膿腫茎捻転といって、大きくなった卵巣が捻れたことによる痛み
・卵巣が捻れると血管に血が通らなくて、卵巣が壊死してしまう
・本来なら手術をするところだが、妊娠しているのでしばらく様子をみよう
・今は奇跡的に卵巣が捻れていない
・子宮が大きくなったら卵巣を圧迫することで捻れる可能性が少なくなる
・動くことで卵巣が捻れる可能性が増すため、子宮が大きくなるまで自宅安静に
そしてその日に職場に連絡し、急遽自宅安静となりました。
自宅安静とその後
自宅安静中はひたすらテレビを見ながら横になっていました。
ただ時々捻れかかっているのか、生理痛の3日目のような痛みが続き、妊娠のためにロキソニンが飲めずに痛みに耐えるしかなかったのが辛かったです。
その後、9wの病院の検査で卵巣が小さくなっていることがわかり、子宮も大きくなってきたため10w0dに安静解除となりました。
その後すぐ復職しましたが、2週間以上も家で動かずにいたため体力が予想以上に落ちていて大変でした。
職場への妊娠報告は早めにしておいて良かったと思いました。
今回、卵巣嚢腫茎捻転を知らなかったことからいろいろと不安になってしまいました。
前提知識があるとないとでは不安な気持ちがだいぶ違うと思い、予めいろんなことを知っておきたいなと思いました。
この経験が少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
長文読んでくださりありがとうございます。
プロフィール
はじめまして、みかんです。
このブログは、面白いことや新しいもの好き夫婦の育児日記です。
妊娠中は卵巣膿腫茎捻転からはじまり、切迫流産で入院、自宅安静、切迫早産で入院&転院、腰椎椎間板ヘルニアなど様々なことを経験しました。
その度にいろいろと調べ、多くの方のブログに励まされました。
私の経験でも役立つことがあるのではないか、またこれからの育児をせっかくだから記録したいと思い、ブログを始めることにしました。
少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いします。
簡単ながら家族紹介
〜みかん〜
新しいもの好きでなんでも試してみたい性格。面白いことが大好き。
橋本病もち。妊娠中に腰椎椎間板ヘルニアと診断を受け現在治療中。
趣味は、旅行、読書、ボドゲなど。育休中の資格取得に挑戦中。
〜ぽんた〜
夫。工学専門のザ・理系男子。面白いことが大好き。趣味は料理。
〜ゆず〜
2019年2月生まれの女の子。
〜こじろう〜
6歳の甘えん坊なねこ。大型長毛種。